どんな病気にも言えることですが、痛風の原因となる尿酸値を正常範囲内にコントロールし、痛風発作を予防するためには、規則正しい生活習慣が欠かせません。
これには、1日3食の食事をはじめとして、運動、快便、入浴、睡眠などのごく自然なことを習慣として健康的な毎日を送ることが関係しています。
起床時間を一定にする
仕事や学校のある日はいつも決まった時間に起床しているかもしれません。
しかし、休日になると、起床時間が遅くなりがちということはないでしょうか。
次の日に休みだとどうしても就寝が遅くなり、それとともに、起床も遅くなりがちです。
せっかくの休日、ゆっくりしたい気持ちもあるかもしれませんが、朝寝坊は最小限にとどめ、いつも同じ時間に起床して、生活リズムをよくしておきましょう。
朝食は必ずとる
朝食をきちんととることは規則正しい生活習慣を確立するための基盤となるものです。
朝食をとると体が目覚め、これから始まる1日に対して用意のできた状態になります。
肥満防止のためにも、ぜひ朝食のための時間をとるようにしましょう。
快適な排便習慣
排便が不定期だと身体の中に有毒物が残留し、健康への甚大な悪影響を及ぼします。
朝食とともに、朝のトイレタイムを確立し、すっきり快便を心がけましょう。
可能なら昼寝をする
仕事や学校に行ってる場合、難しいかもしれませんが、昼食後15分程度の昼寝ができると理想的です。
入眠しなくても、横になるだけでも構いません。それだけで脳の疲労回復となり、心身ともにリフレッシュできます。
ただし、1時間以上の昼寝は夜の睡眠に影響を与えますから、気をつけましょう。
体を動かす
何かのスポーツを定期的にやっているような運動が好きな人ならば苦ではないかもしれません。
毎日30分の運動ができればよいのですが、それができなくても、少し体を動かすだけで効果があります。
ラジオ体操のまね事でもだいじょうぶですし、ちょっとしたストレッチでもいいですし、その場で足踏みなどでもOKです。
こまめに体を動かす習慣は身体のためになるので、ぜひ身につけたいものです。
ゆっくり入浴する
ふだんシャワーだけで済ませている人もたまには湯船に浸かりましょう。
ゆっくりお湯につかるだけで細胞の働きは良くなりますし、リラックス効果があります。
身体がいい具合に温まるので安眠効果もあるうえ、とても癒されるといったシャワーでは得られない効果があります。
ぐっすり眠る
1日の疲れを癒し、翌日また頑張れるためによく眠ることは不可欠です。
1日7~8時間ほど眠れれば理想的ですから、そうできるよう起床時間から逆計算して入浴や夕食、就寝するように心がけましょう。