おしりのかゆみ 温水洗浄便座で悪化の可能性

温水洗浄便座

最近、おしりのかゆみで悩んでいる人が増加しています。様々な要因がありますが、ここでは、温水洗浄便座の使用とおしりがかゆくなる肛門掻痒(そうよう)症の関係について取り上げています。

寒い冬の季節やおしりを清潔に保ちたいという願いに答えてくれる温水洗浄便座、代表的なものにTOTO株式会社が販売する「ウォシュレット」があります。2015年3月末時点における一般家庭への普及率は77.5%に達しています。

かゆみ対策で温水洗浄便座を必要以上に使う

おしりのかゆみの悩みは人それぞれですが、ひどいケースだと夜、眠りが妨げられるほどになります。トイレに行って温水洗浄便座でおしりのかゆみを和らげようとするかもしれません。

もしくは、おしりがかゆいのは「肛門を清潔にしていないせいだ」と勘違いして、温水の温度を高めに調整し、強い水圧で長い時間当てるでしょうか。

じつはこうしたところに落とし穴があります。

温水洗浄便座の不適切な使用

勘違いしないようにしなければなりませんが、温水洗浄便座の使用そのものがかゆみの「原因」ではありません。

おしりのかゆみの原因には以下のようなものがあります。

  • ストレス
  • 蒸れ
  • 生理用品の汚れ
  • 頻便
  • 下痢
  • 細菌感染

これらが原因で発症してしまうおしりのかゆみをより悪化させてしまうものが温水洗浄便座の不適切な使用です。

かゆいところに温水をあてるとかゆみの不快感が軽減され、気持ちがよいものです。しかし、気持ちが良いからといって、長時間あててしまうと、皮膚が痛んでしまい、そこから余分な水分が入り、症状が悪化して治りにくくなります。

水圧を「強」にして、熱いお湯をかけることは粘膜からなる傷つきやすい肛門の皮膚にとってよくないのです。

目安は10秒以内

では、どこからが長時間になるのでしょうか。

肛門にかゆみを感じている時には温水洗浄便座による洗浄は10秒以内にしましょう。

素人判断で温水洗浄便座を使ってかゆみを和らげようとするかもしれませんが、それは一時しのぎにしかなりません。もともと存在するかゆみの原因に対処しなければならないのです。

ですから、かゆみが治まらない場合、かかずに、肛門科や皮膚科を受診しましょう。