お尻に何かある…痛くないけど、痔?

疑問

yahoo知恵袋などで実際にあった質問です

「先程お風呂に入ったときに痔っぽいものを見つけました。
納豆くらいの大きさのものが肛門についており、触ってみたりしても痛みは全くありません。
排便をしても、出血もなく、その痔っぽいもの自体、赤み?をおびてる訳でもありません。
これは痔なんでしょうか」

「最近、肛門のあたりに、ポコっとした丸いものが出てきました。
痛みや出血はないです。これは痔なのでしょうか」

「お風呂に入ったときに痔っぽいものを見つけました。
豆くらいの大きさのものが肛門についており、触ってみたりしても痛みは全くありません。
もしこれが痔の場合、この痔は自然と治るものなのでしょうか」

痛みがない

これらに共通している点として、「痛みがない」というところにヒントがありそうです。これにより、いくつかの痛みのある痔が可能性から排除されます。

「肛門周囲膿瘍」は、膿があり、突然おしりにおできのような腫れ物ができて、痛みます。

「血栓性外痔核」は血豆で2~3日は強い痛みを伴います。

「嵌頓(かんとん)痔核」はいぼ痔が肛門に挟まれて首絞め状態なので、ズキズキとした、強い痛みを伴います。

上記の3つの病気はお尻にしこりやできものができますが、痛みを伴うのが特徴です。

痛みがないという特徴から、「見はりいぼ」・「皮垂(ひすい)」・「肛門ポリープ」かもしれません。もちろん、ひとつの可能性としてですが。

「見張りいぼ」は、名前のとおり、肛門を見張るかのように肛門の出口にできる、皮膚が分厚くなったイボのように隆起したものものでやはり痛み、出血はありません。

「皮垂」は血栓性外痔核の跡、または、見張りイボの腫れがひいた後にできる皮膚のたるみのことで、痛み、出血はありません。「見張りいぼ」と同じものとして捉えられる場合もあります。

「肛門ポリープ」の場合、肛門からコリコリした小さいものが脱出してきます。通常、痛みや出血はありません。これらは一度できてしまった皮膚ですから、とても小さくなることはあっても跡形なく完全になくなることはありません。場合によっては、大きくなることもあります。

見張りいぼ・皮垂・肛門ポリープ、どれも無害ですから気にならなければ放っておいても問題ありません。ただ、これらの余分な皮膚がブランブランしているうちに根本が傷ついて痛みをともなうことはあります。

慢性切れ痔の可能性

ここでひとつ注意を。

見はりいぼや肛門ポリープができるということは、肛門内部で切れ痔が繰り返し発生している可能性があります。切れ痔ができると、私たちの身体はできた傷を塞ごうとしてそこにより多くの皮膚を作ります。

傷が治るたびにそこの皮膚が盛り上がってきます。長年に渡り、何度も切れ痔を繰り返すことによって、傷部分の皮膚が盛り上がり、見はりいぼや肛門ポリープと呼ばれる皮膚のかたまりを形成するのです。それがいつの日にか私たちの目に触れるようになり何かあると気づくことがあるのです。

やはり病院へ

もしかしたら、大腸がんのような早期に対処を必要とするような重大な病気の可能性もありますから、やはり一度肛門科を訪れ、専門医に診てもらうのが無難でしょう。専門医はたくさんの症例をみてきていますから、実際に患部を診ることによって確かな診断をしてくれるはずです。

もし、納得が行かない場合、患者にはインフォームド・コンセント(正しい情報を得る権利)がありますから、セカンドオピニオン(違う医者に診てもらって診断をきいてみる)を行ってみることもできます。