痛風 尿酸値は7.0mg/dl以下が基準値

痛風注意

日本痛風・核酸代謝学会が定める尿酸の基準値は男女ともに7.0mg/dl以下とされています。この7.1mg/dl以上なら「高尿酸血症」という病名で診断されます。痛風になる人の99%がこの高尿酸血症にかかっていますから、高尿酸血症は痛風の前段階の病気です。

尿酸の単位は「mg/dl」(読み方:ミリグラム パー デシリットル )というものです。尿酸の単位の「mg/dl」とは何でしょうか。これは、血液1dl(デシリットル)中に尿酸が何mg(ミリグラム)含まれているかを表したものです。

ですから、尿酸値7.0mg/dlは、血液1dl中に尿酸が7mg含まれているという意味です。

尿酸は7.0mg以上溶けない

では、なぜ7.0mg/dlが基準値なのでしょうか。それは、血液1dl中に尿酸は7.0mg以上溶けないからです。7.0mgを超えてしまった尿酸は血液中に溶けず、結晶化し、関節部などに蓄積され、痛風発作へとつながってゆきます。

尿酸値7.0mg/dlというのはあくまで危険かどうかを見定める基準であって、個人差があります。どういうことかといいますと、尿酸値7.0mg/dl以下の人であっても、痛風を起こす場合があるということです。

逆に尿酸値7.0mg/dl以上であっても、一生痛風にならない人もいます。医師は尿酸値7.0mg/dlを重要な考慮材料にしながら、その人の現在の状態を観察して、治療にあたってゆきます。

尿酸値8.0~9.0mg/dl以上は危険領域

尿酸値7.0~8.0mg/dl

一般的に尿酸値7.0mg/dl以下は安全ラインとされています。尿酸が血液に溶けきれなくなる7.0mg/dl以上は高尿酸血症と診断されます。この値が7.0~8.0mg/dlであれば、要注意段階で、生活習慣などに気をつけなければなりません。

尿酸値が7mg/dl台の人の場合、その状態が14年以上続くと約16%の人が痛風発作を起こすと言われています。

痛風発作は激痛

尿酸値8.0~9.0mg/dl

これが8.0~9.0mg/dlになるとどうでしょうか。これくらいになると、腎臓などに異常がないかどうか検査が必要になります。尿酸値が8mg/dl台の人の場合、その状態が14年以上続くと約25%の人が痛風発作を起こすと言われています。

また、いつ痛風が起きても不思議ではない段階で、医師から何らかの専門的なアドバイスがなされます。薬物療法を勧められる場合もでてきます。

いつ通風が起きてもおかしくありません

いつ通風が起きてもおかしくありません

尿酸値9.0mg/dl~

尿酸値が9.0mg/dl以上になると、痛風発作がおきる危険性が極めて高くなり、もはや秒読み段階です。尿酸値が9mg/dl以上の人の場合、その状態が5年以上続くと約20%の人が痛風発作を起こし、14年以上続くと約90%の人が痛風発作を起こすと言われています。

それまで痛風発作を起こしたことがなくとも薬物治療が必要となります。

発作の後は尿酸値が一時的に下がる

痛風発作が生じると、尿酸値は一時的に下がります。発作が起きて病院に行き、尿酸値を調べてみたところで、発作が生じた後ですから、本来の尿酸値より低い値が結果として出ることになります。

ですから、「尿酸値が低いのに痛風発作が生じた」という勘違いが生じることがよくあり、本当はそれより高い値なのです。