痛風 日本人の脂肪摂取量はここ50年ほどで3倍以上に

BMIによるシルエット変化

世界的な傾向

生活が豊かになるにつれ、動物性食品を中心にした脂肪の摂取量が増加するというのは世界的な傾向です。

日本も例外ではなく、ここ50年ほどで脂肪の摂取量は3倍以上に跳ね上がりました。あなたの周囲にいるような肥満の人はついこの前までは珍しい存在だったのです。

主食の減少

脂肪の摂取量が増加した分、何が減ったかというと、主食に代表される糖質です。その摂取量はここ50年ほどで3分の2に減少しました。

貧しかった時代は何品もおかずを食べれるというのは贅沢で、とにかくお腹がいっぱいになればよかったです。お漬物と白ご飯でお腹いっぱいになれる幸せな時代でした。

お漬物と白ご飯

肥満な人の増加

時代が流れて、ご飯がほとんどを占める偏った穀類偏重が改善されてゆきました。食生活がよくなったのはいいことですが、肥満や痛風の人が増加してきたのは事実です。漬け物とご飯の時代のほうが健康な人が多かったというのは皮肉なことです。

よい食事の取り方

尿酸値の高い人にとって、標準体重を維持するのは重要なことです。肥満と痛風には密接なつながりがあり、肥満の人がダイエットに成功すると、尿酸値も下がると言われています。

では、食生活に関して、どのような点に注意することができるのでしょうか。20~30代の男性の3~4人に1人は、朝食を食べないというデータがあります。では、なぜ食事を抜くのがいけないのでしょうか。

食事をぬくと

食事を抜くのがよくない理由のひとつは、食事の間隔が開きすぎて、いざ食べるとなると食べ過ぎになるからです。

とにかく空いたお腹を満たそうとして、手間のかかる準備を飛ばして、手っ取り早いインスタント食品やファーストフードなどの栄養価の低い、どちらかというと体に悪い食事をしてしまうといったことも考えられます。

ファーストフード

食事のとり方が不規則だと、体は次にいつ栄養を補給してもらえるかわからないので、食べ物が入ってきたときにせっせと蓄えようとします。ですから、不規則な食事は肥満のもとなのです。肥満と痛風のよくない関係はよく言われていることです。

お相撲さんは1日2食

ダイエットのため、あるいは、めんどくさかったり、時間がなかったりして1日3食ではなく、2食や1食で済ましてしまう習慣がついているでしょうか。特にやせる目的で食事を抜いているとしたら、それは逆効果です。少し考えてみましょう。

とても太っている人といえば、お相撲さんがいます。彼らは仕事柄、太らなければ強くなれません。重量を増やし、より重たい身体になることによって、強くなれるのです。太る・太らないためのヒントを彼らから得ることができます。

お相撲さんの1日の食事は2回です。そのかわり、1回の食事量は半端無く多いです。こういう食べ方をすると体重を増やせることがわかっているからです。大きくなりたい人、太りたい人はこういうパターンの食事をすればよいわけです。

逆にダイエットや痛風対策で太らないことを目標にする場合、量もバランスも程よい、3回の規則正しい食事をすることが大切です。結論は、食事の回数を減らすのはダイエットどころか自分から肥満の原因を作っているようなものだということです。

お相撲さんは1日2食

お相撲さんは1日2食

食事をぬくと血糖値が上昇

食事抜きがよくないほかの理由として、血糖値の上昇が挙げられます。痛風、高尿酸血症の人は糖尿病を併発しやすいのですが、空腹の時間が長くなると、食後の急激な血糖値の上昇につながります。

糖尿病は血糖値が異様に高い病気なので、この病気の予防のためにも食事を抜くようなことはやめ、一定の時間に決まった量を食べるようにしましょう。では、どんなバランスで栄養をとるのが理想的なのでしょうか。

三大栄養素についていえば、1日の総摂取エネルギーのうち、55~60%は糖質、20%前後はタンパク質、残りは脂質という配分が理想的とされています。

夜9時以降は食べない

時計

人間の体はこれまたよくできたもので、夜はエネルギーの消費を抑えるようになっています。それなのに、夜、たくさん食べてしまうと、不必要なエネルギーは脂肪へと変換されてしまい、肥満の原因になってしまいます。

また、夜遅い食事は胃もたれとなり、次の朝に食欲がわかない事態を招き、結局朝食抜きということになりかねませんから、夜9時以降は食べないようにするのがよいのです。

日本の一般家庭では、朝食・昼食は簡素に済ませ、夕食をごちそうにするという習慣があります。しかし、肥満予防・健康のためには、朝食に重点を置き、あとは寝るだけの夕食こそ簡素にするのがベターです。

今までの食習慣を変えてゆくというのは、いろいろと抵抗もあるかもしれませんが、少なくとも夕食が一番「重い」という事態は避けるようにしましょう。