頭痛の原因

頭が痛い
私たちが日常生活で経験する頭痛のほとんどは頭の血管や筋肉の緊張から生じています。原因は大きく分けて次のような4種類のものがあります。

①血管の拡張が原因で生じる頭痛

これは、頭の血管が拡張して血管周辺の神経が刺激されることにより生じるものです。群発頭痛や片頭痛がこれに当てはまります。群発頭痛は群発地震のように、ある一定期間に集中して頭痛が生じることを表わしています。

一度痛みが生じると、毎日(数分~数時間)のように痛みが出現し、数ヶ月に及ぶこともあります。そして一定期間が経過すると痛みは消失します。痛みが生じている期間を「群発期」といい、群発期以外は頭痛はないのが特徴です。

根本的な原因ははっきり解明されていませんが、血管の拡張と炎症が直接的な原因です。群発頭痛は多く場合眼の奥をえぐられるような激しい痛みを伴い、男性に多く見られます。
同じく、血管の拡張による炎症が原因で生じる片頭痛は、頭の片側のこめかみから目にかけて、時には両側や後頭部までズキン、ズキンと脈打つように痛みが襲ってくるのが特徴です。

よく知られた前触れとして「閃輝暗点(せんきあんてん)」があります。これは、片頭痛に先立って生じるもので、目の前の視野の中心にチカチカした光の点やギザギザした線が出現します。

②筋肉の凝りによって生じる頭痛

これは筋肉の緊張、凝りによって生じる頭痛で「緊張頭痛」と呼ばれています。代表的なものは、肩こりからくる頭痛や目の疲れからくる頭痛です。原因となる肩こりや眼精疲労がなくならない限り生じます。日常生活に支障をきたすほど激しい頭痛ではないものの、頭が重くなり、締め付けられるような痛みを伴います。

③疾患が原因

これは頭蓋骨の中、脳の中に頭痛の原因となる病気があるために生じる種類のものです。代表的なものに、脳腫瘍、くも膜下出血などがあり、命に関わる危険のあるものもあるので要注意です。(発リンク)

④神経痛による頭痛

神経痛による頭痛は、頭部に走る神経が刺激を受けることで痛みが生じるものです。後頭神経痛や三叉神経痛、舌咽神経痛などがあります。後頭神経痛は、耳の後ろや後頭部のビリッと一瞬、電気の走ったような痛みが何度かあったり、後頭部全体がキリキリ痛いんだりします。ひどい場合にはシャンプーをしたり、髪をとかしたりするだけで痛みが走ることもあります。

三叉神経痛は、顔の感覚を伝える三叉神経に痛みが生じるものです。痛みはとても強いですが、一瞬または数秒~数十秒のものがほとんどです。三叉神経は顔面にあるため、その痛みは額や目、喉、あご、歯茎などの部位の痛みとして発せられます。

舌咽(ぜついん)神経痛は、喉の奥、舌の奥の周辺、または耳の一部に激痛が走るものです。喉や扁桃腺や舌からの情報を脳に伝える舌咽神経の障害によって痛みが発生します。