肩こりなどからくる緊張型頭痛を予防する

スマホ

首が60度傾くと、頚椎や背骨上部に60ポンド(約27kg)もの負担がかかる

主に同じ姿勢をとり続けることによって頚椎に負担がかかり、肩や首など特定の筋肉が疲労、血液の流れが悪くなることによって筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて痛みが生じるのが緊張型頭痛です。

最近はスマホの普及により、下を向いて画面を長時間あるいは何度も見ることによって姿勢が悪くなっている人が増えています。デスクワークゆえにずっとパソコンに向かっていたりする人も肩こりや眼精疲労などからこの頭痛に悩まされる割合が多いようです。

血流の悪さが主な原因

緊張型頭痛の一般的な発生原因は、同じ姿勢を長時間続けていること、姿勢が悪くなっていることのほか、精神的・身体的ストレス、運動不足などがあります。冷え性の人も血流が悪いため陥りやすいといえます。

片頭痛の場合は、拡張した血管が周辺の神経を刺激しているため、血管を収縮させることが有効でしたが、緊張型頭痛の場合は首や肩のコリをほぐすために温めることが有効です。温めることによって血流が増し、蓄積された老廃物は流れ、不足している酸素や栄養素が十分に脳に行き渡ります。

この「温めて血行を良くする」のは緊張型頭痛の治療にも予防にも役立ちますから、普段から意識しておくとよいでしょう。各部のコリを改善するためのストレッチの習慣を持つのは良いことです。最近は首や肩を温めるために開発された安価なグッズも発売されています。

温めグッズ

桐灰さんから発売されている「あずきのチカラ 首肩用」

これらを購入してもよいですが、家にあるタオルやビニール袋でも患部を温めることもできます。水に濡らしたタオルをレンジで温めてビニール袋に入れ、患部に当てておくと血行促進に役立ちます。カイロなどを利用するもの良い方法です。

身体が冷えやすい冬はもちろん、だんだんと暖かくなってくる春先も十分に血行を良くしたいところです。実際、一年中で一番緊張型頭痛が発生するのは春先といわれていますから、寒い季節が終わったからといって、油断しないようにしましょう。

緊張型頭痛に対処するために、血流を普段から良くしておくことがポイントになります。そのために役立つ方法はたくさんあります。自分に合った取り組みやすいものを選び、毎日の生活の一部にしたいものです。たとえば、血行を良くするために役立つといわれている事柄には次のようなものがあります。

  • ストレッチや運動やマッサージ
  • 十分な水分補給
  • 血液サラサラの助けになるような食物を摂取(納豆や青魚など)
  • 血液ドロドロになるような食品を控える(脂肪分の多い肉やインスタント食品など)
  • 入浴

入浴などは毎日行なうものですから、38~40℃程度の少しぬるめのお湯にゆっくりと浸かりたいものです。熱い湯は交感神経を活発にするのに対し、ぬるめのお湯はリラックスでお馴染みの副交感神経を活発にしてくれます。心身の疲れやストレスも緊張型頭痛の原因ですから、副交感神経のスイッチを入れて、対策に活用したいところです。ただし、長時間入浴する場合は心臓への負担を考慮して、半身浴がおすすめです。

片頭痛は痛みが発生したら光や音などの刺激の少ない環境に自分を置き、安静にしておくことが凌ぐポイントでしたが、緊張型頭痛の場合はコリによる血流の悪化が原因ですから、動かしたり温めたりすることがポイントです。普段から姿勢に留意し、肩や首や目などが疲れ過ぎないよう気をつけてゆきましょう。