痛風 途中で治療をやめない

多くの人が治療を途中で投げ出してやめてしまう

途中でやめないで

痛風治療は基本的に生涯続くものですから、これから先も通院して、血液検査して、診断を受け、薬を飲み続けなければならないかと思うと、ため息が出るかもしれません。

残念ながら、痛風治療を途中で投げ出してやめてしまう人は多くいます。その人たちは、忙しい毎日を送っていて病院に行く暇さえないのかもしれません。あるいは、一時的に痛みがなくなり、治療の目的がぼやけてしまうのかもしれません。

痛風治療をやめないための理由

痛風患者のうち約9割は尿酸値が上昇してしまう原因が不明です。原因がわからないため、薬の服用をやめてしまうと、また尿酸値が上昇し始めます。痛風治療で服用する薬は発作の予防、発作からくる炎症や痛みを和らげる一時的なものに過ぎず、痛風を永遠に葬るための特効薬ではないのです。

また、激痛の発作が生じている最中は楽になりたい一心で治療に取り組むかもしれませんが、激痛の発作が治まれば病気という意識も薄らぎがちです。なんともないからといって、勝手に薬の服用をやめれば、尿酸値は高いままですから、また必ず発作が襲ってきます。

途中で治療をやめて、普段の注意を怠ってしまうと、糖尿病や高血圧、腎障害などの他の病気を招き、やがては動脈硬化、虚血性心疾患や脳血管障害などの命にかかわるような事態に至るかもしれないのです。

継続は力なり

継続は力なり

自分のための治療

こうしたことを気に留めていると、痛みがないときでも治療の目的を見失わずに済みます。生涯治療においては、自己管理が最も大切なことであり、難しいことでもあります。痛風治療は結局のところ、誰のためでもなく、自分自身のための治療なのです。

最後まであきらめないでください

最後まであきらめないでください

痛風と上手につきあってゆく

痛風は生活習慣病の中でも比較的治療しやすい病気の一つと言われています。痛風治療のポイントは生涯にわたって尿酸値をコントロールし、発作の発症や合併症を予防し続けることです。

痛風は尿酸値を正常値にコントロールさえできれば発作がおきることなく、健康な人と何ら変わらない生活を送ることができます。その尿酸値を正常に保つためには、医師の指示通りに薬物療法を行うことが大切ですが、もう一つ欠かせないのは規則正しい生活習慣です。
ストレス

規則正しい生活習慣のために

規則正しい生活習慣には次のようなことが含まれます。

① 休日も平日と同じ時間に起床する
規則正しい生活のためには、起床をいつも同じ時間にすることが大切です。

② 朝食をとる習慣
朝食をきちんと食べることは尿酸値の上昇につながる肥満の解消につながりますので、朝食をきちんと取りましょう。

③ 体を動かす習慣
仕事の間の休憩時間や昼休みなどはしっかりとり、ストレッチ程度でもよいので体を動かすようにしましょう。

④ 仕事と私生活のバランスを保つ
だらだらと残業などで仕事をするのは避けたいものです。仕事ばかりで私生活がほとんどなくなると痛風面からみた健康にもよくありません。

⑤ 家族と夕食をとる習慣
仕事上のつきあいは大事かもしれませんが、そちらを重視しすぎるとよくありません。バランスの取れた食事のためにはできるだけ外食を避け、家で食事をする習慣をつけたいものです。

家族と夕食をともにとれば、家族のよいだんらんのひとときとなり、仕事の疲れも癒してくれるものです。

⑥ 熟睡する習慣
質のよい睡眠も大切です。熟睡のためには、過度のアルコールや入眠の邪魔となるカフェインを含む飲料、熱すぎる風呂などを避け、リラックスしていることが助けになります。睡眠時間は7時間ほど取れると理想です。

上記のような点が痛風の予防や改善につながる理想的な1日の過ごし方の型です。ごく当たり前のことですが、これまでの生活習慣を見直し、健康的でメリハリのある生活こそが痛風とじょうずにつきあってゆく秘訣なのです。