もし痛風発作に襲われたら

痛風発作
痛風発作を初めて経験する人にとって、その痛みはあまりにひどく、パニックに陥るほどです。それを初めて経験する人にとって、知らなければ自分の体に何が起きているのか不安になるものです。

痛風とは気づかずに「打撲の痛みではないか」、「傷が化膿した痛みではないか」と考えたりもします。あらかじめ痛風発作についておおまかに知っておくのはよいことです。

マッサージや刺激は逆効果

痛風発作のはじまりはたいてい真夜中です。痛みは徐々に強くなり、やがて最高潮をむかえ、痛みが24時間ほど続きます。

何も知らなければ、何とかしようとマッサージを試みたり、患部を曲げたり引っ張ったりしてしまうかもしれませんが、これは逆効果です。とりあえず痛いのを我慢して安静にして様子を見ましょう。

痛みはうそのように消滅

やがて痛みは少しずつ和らいでゆきます。痛みが完全に消滅するのに、早い人で2~3日、遅い人でも1週間ほどでなくなります。消滅してしまえば、あれほどの痛みがまるでうそのようになんともなくなります。

しかし、ここで放置しておくと、体の中には見えない形で病気が潜んでいますから、ほぼ確実に再発します。ですから、この段階で病院に行くのはとても重要です。

冷やす・心臓よりも高い位置へ

痛風発作は人が考える以上に激痛ですから、どうしても動けない場合が多くあります。どうしようもないときはまず患部を冷やすようにします。できれば患部をソファーなどの上に乗せるようにして、心臓よりも高い位置におけばいくらか痛みが和らぐでしょう。

その痛みを再び経験したくなければ、悪いことは言わないので、どうぞ病院に行くようにしてください。

痛風発作のおきる部分はどこ?

痛風発作の起きる場所

一番多いのは足の親指のつけ根

痛風は尿酸ナトリウム結晶がたまりやすい部所でおきます。一番多いのは足の親指のつけ根で、この部分で痛風の激痛の約70%が生じます。

それ以外の炎症もやはり足が多く、足の甲やくるぶし、アキレス腱、かかとや親指以外の足の指のつけ根、ひざなどが痛むこともあります。ごく少数ですが、肩や手の指やひじなどに激痛の痛風発作が起きる場合もあります。

共通する条件

激痛の痛風発作を引き起こす尿酸ナトリウム結晶は体内のどこにでもたまりますが、特にたまりやすいのが上記のような場所です。そのような尿酸ナトリウム結晶がたまりやすい部所にはいくつかの共通点があり、それは以下のような点です。

①タンパク質が少ない
②酸性の度合いが高い
③よく動かしたり、負担がかかりやすい
④温度が低い

慢性化すると同時に2ヵ所以上に激痛

足の親指のつけ根はこれらの条件をよく満たしており、それゆえに痛風発作の約70%以上がそこで生じると考えられています。激痛の発作はほとんどの場合、1ヵ所に生じ、同時に2ヵ所が痛むことはほとんどありません。しかし、症状が慢性化すると、同時に2ヵ所以上に激痛の発作が生じる場合もあります。