痛風 ストレスは尿酸値を上昇させる

ストレス

過重なストレスを受けると尿酸が増加・排泄も抑制

ストレスと尿酸値の上昇にはどんな関係があるのでしょうか。今のところ、はっきりとした因果関係は解明されていませんが、ほぼ次のようなメカニズムが作用しているものと思われます。

ストレスを受けて心身が緊張すると、そうした異常事態に対処するため、体内ではエネルギーを燃やす働きが活発になります。体内のエネルギー燃焼が高まるということは、プリン体の代謝が活発になるということです。それが尿酸の合成を促進し、尿酸値が上昇するという結果を招くわけです。

ストレスのもとでは痛風発症率アップ

こうしたことを裏付けるように、長期間にわたって過剰なストレスにさらされると、尿酸値が上昇してしまうことがさまざまな調査で明らかになっています。また、痛風発作は激しいストレスがかかったときにしばしば生じることも確認されています。

強いストレスは私たちを圧迫する

強いストレスは私たちを圧迫する

強いストレスが長期にわたって続くと、精神・神経もやられます。そうなると、心身にさまざまな不調が現れ、異常な発汗があったり、排尿がうまくいかなくなることもあります。排尿がうまくいかないと尿酸が体外へ出ていかないので、尿酸値はやはり上昇してしまいます。

ストレスにも良いストレスと悪いストレスがありますが、ここで問題となっているのは、物事がうまく行かずに落ち込んだり、心痛だったり、深刻な悩み事だったりと、心身に多大の負担をかける悪い種類のものです。

厚生労働省の調査でも、成人の半数以上が日常的に強いストレスをかかえているという結果を伝えています。特に働いている都市住民にその傾向が強いと言われています。

都会は特にストレス傾向が強い

都会は特にストレス傾向が強い

こうしたことから、ストレスをため込んでしまうことは痛風にとって大きなマイナスです。

食事療法や薬物療法に加えて、尿酸値を下げて高尿酸血症や痛風予防・改善のためにはストレス対策も重要といえるのです。自分なりのストレス解消法をいくつか発見しておき、定期的なリフレッシュをこころがけましょう。