痛風食事療法 トマト・大根・卵・イモ・昆布を食べましょう

痛風の食事療法の基本は、バランスのよい食事をすることです。ここでは「大根」、「トマト」、「卵」、「イモ」、「昆布」に注目します。

トマト

トマト

「トマトが赤くなると医者は青くなる」ということわざがあるくらい、トマトは健康によいものです。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれ、なかでもビタミンB6にはタンパク質や脂肪の消化を促進し、動脈硬化を予防する働きがあります。

特に虚血性心疾患や脳血管障害への進行を抑えたい人は、積極的に摂ってゆきたい食品です。また、トマトに含まれる食物繊維であるペクチンは体内のコレステロール値を低下させる働きがあります。

もし、外食で野菜が不足していると思ったなら、トマトジュースでよいので飲むようにしましょう。これを1本飲むだけでビタミン不足が補えます。もちろん、食塩無添加のものを飲むようにしましょう。

「大根」

だいこん

大根には塩分を排出する働きがあるカリウムが多く含まれており、血圧の低下などの予防効果が期待できます。ごはんに味噌汁、つけもの、焼き魚といった和食の献立は低カロリーですが、塩分を取り過ぎになりがちです。

そんなときに、例えば焼き魚に大根おろしを添えるなどして、少しでも大根を食べれば塩分の摂り過ぎに抵抗することができます。大根はおろしにするだけでなく、味噌汁の具、煮物、サラダなどに幅広く活躍する野菜です。

また、皮にはビタミンCが多く含まれているので、嫌でなければ捨てずに活用しましょう。

卵を1日1個食べる

卵の魅力

コレステロールの問題などが取り上げられて以来、卵は敬遠される風潮があります。しかし、卵は体に必要な栄養をバランスよく備えた良い食品なのです。価格も比較的安く、安定しており、誰でも無理なく入手することができます。

そして、様々な料理に活用できるその利用幅も魅力のひとつです。特に医師などから制限されていない限り、1日1個は卵を食べるようにしたいものです。何よりも、体内で尿酸へと変化するプリン体が鶏卵には含まれていないという安心できる点もあります。

卵

完全栄養食品

知られている中で、たんぱく質を構成するアミノ酸は20種類ありますが、その中で、私たちの身体にとって必要不可欠で、食事からとらなければならない8種類のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と言います。

卵にはこの必須アミノ酸がバランスよく含まれており、私たちの免疫力をアップしてくれます。免疫力は、体に入ったウイルスなどを撃退する力で、これが低下すると風邪をひきやすくなったり、体力が落ちたりしてしまいます。

タマゴには、タンパク質のほかにビタミンAやB1、B2、D、Eなどが豊富に含まれています。これは、肉や魚、大豆など他のタンパク食品と比べても優れた特徴の一つです。さらに、鉄分はほうれん草の約2倍、カルシウムも牛乳の約1.5倍と、ミネラルの含有率も抜群で、まさにタマゴは「完全栄養食品」と呼べるほどのものです。

痛風対策の食事療法に必要なバランスのよい食事に寄与することでしょう。

1個か2個ならだいじょうぶ

コレステロールの取り過ぎが心配される卵ですが、1日に1個か2個ならばコレステロールの取り過ぎにはならないと言われています。それでも気になる方は、卵白だけを利用すると良いでしょう。

卵白だけでもスープ、炒め物、蒸し物などたくさんの料理に活用することができます。このように卵には多くのメリットがありますので、ぜひとも食事に加え、食の質を向上させたいものです。

「いも類」

いも

いも類であるさつまいもやじゃがいもは、体内の塩分を排出して、血圧の低下や脳卒中の予防に効果のあるカリウムを多分に含んでいます。

また、食物繊維を多く含んでいるので、通便をよくするほか、コレステロール値を下げる働きもあります。

ただし、腎機能が低下している人は、カリウムの摂取を制限されることがあるので、医師の指示を仰ぎましょう。

「昆布」

昆布類

昆布はノンカロリー食品ですから、肥満を軽減・解消したい人向きの食べ物です。

昆布に付着しているぬめり成分である「アルギン酸」は、血圧の低下やコレステロールの排出効果があり、高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。

また、昆布はすべての食品の中で最もカリウムを多く含み、血圧低下作用が期待できます。さらに鉄、カルシウム、ヨウ素なども豊富に含まれていますから、意識して定期的に食べるようにするのは良いことです。