痛風発作の引き金になるのは?

痛風発作の引き金となる要因はいくつか存在しますが、以下のようなものもそのひとつです。

こってりしたもの

こってりしたものは美味しいものが多い
ラーメン

一般的に肉類やこってりしたものが好きな人は、高エネルギー食を好む傾向にあります。こうした動物性脂肪やタンパク質の取り過ぎが尿酸のもとになるプリン体を体内に増やす原因になります。

もし、尿酸値が7.0mg/dl以上になり高尿酸血症と診断されたら、このような食生活の分野から改善が求められます。

汗かき

汗かきの人にとって、流れる汗の多さは悩みの種になるかもしれませんが、この汗かきも尿酸値を高める原因となります。尿酸は汗としてはあまり排泄されず、大部分は尿として排泄されます。

大量の汗をかけば体液の量が減少し、血液中の尿酸濃度が上昇します。汗をかくことにより、尿酸の出口となる尿の量は減少します。こうしたことが重なって、血液中の尿酸濃度が高まり、尿酸は結晶化しやすくなり、痛風発作が生じやすくなるというわけです。

運動や風呂あがりの脱水状態+ビール
ビール

汗をかくということを考えると、スポーツやサウナなどで大量の汗をかいた後なども尿酸値が急上昇します。

運動の後やサウナを含む風呂あがりのビールはとてもおいしいかもしれませんが、プリン体を多く含んだビールを飲めば体内でさらに尿酸が生成されるので、尿酸値は上がりっぱなしです。

お風呂あがりは水分補給が十分にできる水が一番です。また、体調不良の下痢の時や二日酔いで脱水症状になっているときも、汗かきのときと同じく、体内の尿酸値が上昇しているので痛風発作が生じやすくなっています。

「激しい運動」「肥満」「アルコール」

激しい運動

ウォーキングなどの体に重い負担をかけない適度の運動(よく言われるのは心拍数が120以上にならないう運動)は尿酸値を下げますが、激しい運動は逆に尿酸値を上昇させ、痛風発作の引き金となります。

筋肉を動かすためにATPと呼ばれる物質が消費され、その燃えカスとしてプリン体が生じます。そのプリン体が尿酸のもとになります。30分の筋肉トレーニングで尿酸値が40%も上昇したというデータもあります。

また、運動後、汗をかいたまま水分補給をしないと、腎臓から排泄される尿酸が減少するので尿酸値が高まります。難しいことに、運動も方法により有益となることもあれば、有害となることもあります。

肥満

肥満

肥満者の尿酸値は高い傾向にあります。肥満になると腎臓から尿酸が排泄されにくくなり、内臓脂肪の増加は尿酸の産出を高めます。適切なダイエットを行うことにより、尿酸値が低下することがわかっています。肥満は尿酸値を上昇させる最大のリスクといえます。

アルコール

アルコールには体内の尿酸の合成を促進する作用があるため、種類に関係なく尿酸値を上昇させます。また、大量飲酒をすると、腎臓の尿酸排泄機能が低下します。加えて、ビールには尿酸の原料となるプリン体が多く含まれているため、飲み過ぎは禁物です。

最近では、プリン体OFFのビールが販売されているので、あれならよいかもしれません。ウイスキーや焼酎にはプリン体がほとんど含まれていませんがアルコールが尿酸値を上昇させてしまいます。