痛風 痛みがなくなっても薬は必要

痛みがなくても尿酸値は高いまま

痛みがなくても尿酸値は高いまま

痛風発作の痛みが治まった時期を「間欠期」といいます。痛みがないので表面的にはわかりにくいですが、この時期こそ本格的に高尿酸血症の治療をする時期なのです。

痛風の発作が治まっても尿酸値は高いままですから、いつまた発作が起きないとも限りません。尿酸値が高いままだと、尿路結石や腎障害などの合併症の危険性も高いままです。

一気に治療はしない

間欠期の治療は痛みが治まってすぐに始めるのではなく、しばらく時間をおいてから開始します。発作が治まった直後に一気に尿酸値を下げてしまうと、また新たな発作を誘発するからです。

ですから、ある程度時間がたってから、尿酸降下薬を使って少しずつ尿酸値を下げてゆきます。

間欠期における痛風治療の注意点

この間欠期における痛風治療の注意点は以下のようなものです。

①抗炎症薬やコルヒチンは使用しません。

痛風発作が起きそうなときに飲む薬「コルヒチン」

痛風発作が起きそうなときに飲む薬「コルヒチン」

②尿酸は急激に降下させず、3~6ヶ月かけて少しずつ下げてゆきます。尿酸降下薬は少量からスタートします。

③尿酸のコントロールはほとんどの場合生きている間はずっと必要です。そのための治療はこの時期から始まります。もし、コントロールを放置すると、痛風結節や腎障害、虚血性心疾患などの合併症を引き起こしてしまう可能性が高くなります。

尿酸がよく溶けるような体づくり

尿酸値を薬でコントロールすることはとても重要なことですが、それとともに、尿酸を溶けやすくするために尿路管理も忘れてはならない重要事項です。

尿酸の量が多いと尿中に溶けきらずに結晶化しやすくなり、痛風発作の引き金となったり、尿路結石や腎障害の原因になってしまいます。

たくさん水を飲む

水を飲みましょう

水を飲みましょう

尿酸を溶けやすくする簡単な方法は水分をたくさんとって尿量を増やすことです。水分を多く取ると尿酸ナトリウム結晶を流し出す勢いが強まり、腎臓からの尿酸排泄量も増加します。

水分といっても、アルコールやジュースなどからではなく、水を取るようにしましょう。1日2リットルの水を飲むと良いとされています。

野菜や海藻類をたくさん食べる

海藻類を食べましょう

海藻類を食べましょう

野菜や海藻類をたくさん食べると、尿が弱酸性になります。痛風の人の尿は強い酸性であることが多いので、尿酸が溶けにくくなっています。この酸性度を弱めることにより、尿酸がより多く溶けるようになります。

肉類中心の食事を続けていると、尿は酸性化しやすくなり、ますます尿酸が体外へ出ていかなくなります。ちなみに、尿の酸性度を弱めるということですが、逆に、尿がアルカリ性になってしまうとカルシウムが溶けにくくなり、カルシウム結石ができてしてしまうので注意が必要です。