痛風食事療法 肉を我慢するのはいや

肉

野菜・果物・魚より肉好きな人増加

痛風対策には肥満にならないように、食生活に注意することが大切ですが、日本人の食の欧米化はとどまるところを知らないようです。2011年に行われた厚生労働省の国民健康・栄養調査で、10年前と比べて日本人が魚や野菜を食べる量が減り、肉食が1割近く増えていることが分かりました。

厚労省は「野菜の摂取量が少ないと生活習慣病の発症リスクが高まる」としています。もちろんこれには高尿酸血症・痛風も含まれます。

野菜・果物・魚は減少

厚労省によると、1日あたりの成人の生鮮食品の平均摂取量は、魚介類が10年前の2001年と比べて24%減の78.6g、果実類が17%減の110.3g、野菜類が6%減の277.4gでした。肉類は同9%増の80.7gでした。

こうしてみると、必要な野菜や果物、良質の油を摂取できる魚の摂取量減少に対し、尿酸値を高める高カロリー・高脂質の肉類の摂取が大幅に増加しています。この傾向は、痛風患者のさらなる増加を確実なものにしてしまうことでしょう。

比較的若い年齢層での傾向

野菜

肉の話をすると必ず登場する野菜

年齢層別では野菜類や果実類、魚介類の摂取量は20~40代で少ない傾向がみられました。40代は魚介類の摂取量が10年前から4割近くも減少していました。

世帯の年間収入別の摂取量では、200万円未満の世帯は600万円以上の世帯と比べて果実類が男女とも2割前後少なく、野菜類は男性で1割近く少ないという結果がでています。

肉を食べるならしゃぶしゃぶ

肉に含まれれる多くのプリン体やコレステロール、脂肪を避けるというのは大切です。しかし、肉は美味しく、好きな人も多いと思います。食べたいものを食べれないというのはやはり残念なものです。そこで、上手な肉の食べ方のご紹介です。

しゃぶしゃぶ

それは、「しゃぶしゃぶ」です。熱湯に通すことで、肉の中のプリン体が湯に溶け出し、プリン体含有量を減らすことができます。もちろん、コレステロールや脂肪もカットできます。野菜も一緒にたっぷり食べられるというメリットもあります。

ゆで汁スープは我慢する

しゃぶしゃぶをすると、仕上げにおいしいゆで汁をスープにして飲みたいかもしれません。しかし、ここはぐっと我慢です。湯に肉から溶けだしたプリン体が含まれているからです。おいしいかもしれませんが、ゆで汁をスープにすることはあきらめましょう。