痛風食事療法 きのことこんにゃくで食物繊維をとりましょう

きのこ・こんにゃく

低カロリー

自分が毎日必要とするエネルギー以上の高カロリー食は痛風などの生活習慣病を招きます。肥満は血液中の尿酸値を上昇させ、痛風発作の引き金をなります。

きのこやこんにゃくなどは、低カロリーなので肥満を気にせず、たくさん食べてお腹いっぱいになれる良い食品です。きのこについては、疲労回復に欠かせないビタミンB1や美容ビタミンと言われるビタミンB2、カリウムなどのミネラル類の供給源としても期待できます。

また、血中コレステロールや中性脂肪を減らす、血圧を正常にコントロールする、腎機能障害を緩和するといった働きで知られるエリタデニンという成分も含まれています。

見逃せない食物繊維「第六の栄養素」

きのこやこんにゃくには、たくさんの食物繊維が含まれています。食物繊維は糖質の一種で、人間の消化酵素では分解されない成分を指します。食物繊維は基本的に栄養として体に吸収される成分ではありません。

そのため、今まで栄養面では軽視されてきましたが、深刻化する痛風などの生活習慣病の予防に役立つことが明らかになってきました。今では、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルに次ぐ、「第六の栄養素」と呼ばれています。

食物繊維の働き

食物繊維にはどのような働きがあるのでしょうか。それにはたくさんのすばらしい効果があります。まず、食物繊維はブドウ糖の吸収速度をゆるやかにし、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎます。これは、糖尿病の予防・改善に効果を発揮します。

また、血中コレステロール値を正常にコントロールする働きから、動脈硬化や心臓病、循環器系疾患などの予防・改善に有効です。くわえて、発がん性物質などの腸内管の有害物質を排出してくれることから、ガンの予防、食品添加物による害の軽減に役立ちます。

便を柔らかくする効果から、便秘・痔の予防や改善に一役買います。便のかさを増して腸の働きを活発にし、便秘の改善や大腸がんの予防に効果を発揮します。そして、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、便秘の改善や予防に欠かせないものとなっています。

マリオもきのこで便秘予防

マリオもきのこで便秘予防

肥満の予防・改善

食物繊維の効果はそれだけでなく、肥満の予防・改善にも役立ちます。食物繊維を多く含む食品は繊維質のため、たくさん噛まなければなりません。そのため、満腹中枢がよい刺激を受け、食べ過ぎによる肥満を予防・改善してくれます。

また、食物繊維を多く含む食品はほとんど低カロリーです。たくさん食べても肉と違い、カロリーオーバーにならなくて済みます。食物繊維の1日目標摂取量は20~25グラムとされていますが、現在の日本人の1日平均摂取量は15グラムと不足傾向にあります。

ですから、今以上にたくさん取り入れるようにするのは良いことです。

欠点

旅は道連れ

旅は道連れ

そんな食物繊維にも欠点があります。それは、害となる物質を体外へ運び出すときに、有益な物質も道連れにしてしまうという点です。せっかくの栄養素が栄養として消化・吸収される前に、便と一緒に排出されてしまうのです。

ですから、食物繊維を取るときには排出される分を考慮して、カルシウム・鉄・ビタミン類など多めに摂取するようにしましょう。もうひとつ、個人差のあることですが、食物繊維を多くとることによりお腹がはる、下痢や腹痛を起こすことがあります。これは、一過性のもので、心配いりません。一度にたくさんの食物繊維を体が受付なかっただけで少しずつ量を増やしてゆくことにより、慣れてこれらの症状はなくなってゆきます。

最近、きのこやこんにゃくを食べたのはいつですか。こういった有効な働きをするきのこやこんにゃくを定期的に食事に組み入れるのはとても有益なことです。