痛風の合併症 痛風結節

痛風結節

痛風になった人が何の治療もせずにほったらかしにしておくと、硬いコブができることがあります。これを「痛風結節」といいます。結節とは「皮膚が隆起したこぶ」という意味です。

コブの正体

痛風結節と呼ばれるコブの正体は、血液中に溶けきらなかった尿酸が結晶化したものである尿酸ナトリウム結晶です。それが関節の周囲や軟骨、皮下の組織にたまりすぎてコブ状に盛り上がったものなのです。

健康な人であれば、体内の尿酸料は1200mgほどですが、痛風結節ができるほどの人になると、体内の尿酸量は健康な人の数倍~数百倍とも言われています。

どこにできる? 大きさは?

痛風結節はどこにできるのでしょうか。基本的に血流が悪く、体温の低いところにできやすいと言われています。具体的には、耳たぶ、ひじ、手の甲、足の甲、ひざ、指の関節、かかと、足の親指のつけ根、アキレス腱といったところです。

コブの大きさは具体的にどれほどなのでしょうか。コブは最初は米粒か小豆大くらいですが、やがて結節がたまって、クルミ大ほどになります。中には、卵大やりんご大にまで大きくなる痛風結節も存在します。

大きくなると、皮膚が薄くなり、白いものがうっすらと透けて見えたり、中には皮膚を破って白いおから状のものがでてくることもあります。その白い塊が尿酸ナトリウム結晶なのです。

卵くらいに大きくなる痛風結節もある

卵くらいに大きくなる痛風結節もある

痛みはある?

痛風結節は触っても痛くはありません。とても固いもので、関節にできると関節の曲げ伸ばしに支障をもたらすほどです。痛風結節を手術で取り除くのは容易ではありません。

しかし、きちんと尿酸値をコントロールする治療を行えば、徐々にではありますが、尿酸ナトリウム結晶は溶けてゆきます。ここでもやはり治療が大切なようです。

痛風結節は痛風をほうっておけば必ずなるというわけではなく、むしろ発症する人の割合は少ないと言われています。