痛風の合併症 高血圧

高血圧

痛風と高血圧のコラボは多い

高血圧は日本において4000万人、つまり、日本人の3人に1人が高血圧を患っている国民病です。それだけに、痛風と高血圧の両方を持っている人も少なくありません。高血圧を患っていて、かつ尿酸値が高い場合、心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患の発症率が高くなることがわかっています。

高血圧の人が血圧を下げるために利尿薬を飲むケースがありますが、痛風との関係でいいますと、利尿薬は尿酸の排泄を低下させ、尿酸値を上げる作用があるので要注意です。

高血圧+痛風持ちの人の目標尿酸値と目標血圧

高血圧を患っていない場合、目標とすべき尿酸値は男女とも7.0mg/dL以下です。高血圧を患っている場合、男女で違いが出てきます。男性の場合、目標とすべき尿酸値は7.0mg/dL以下のままですが、女性になると、目標とすべき尿酸値は5.5mg/dL以下と定められています。

女性の場合、高尿酸血症の7.0㎎/dLよりも低い値から心血管病のリスクが高くなることが報告されているゆえに目標尿酸値が低めに設定されています。

高血圧+痛風持ちの人の目標血圧は140/90mmHg未満とされています。ただし、高齢者(75歳以上)の場合、目標血圧は150/90mmHg未満です。

高血圧対策をしましょう

高血圧対策をしましょう

適切なダイエットで血圧を下げる

検査で『要治療』とされても、その後に食生活を見直せば数値が正常になるケースは少なくありません。ですからすぐに薬に頼るのではなく、まずは食事療法を中心とした生活習慣の改善を考えたいところです。

高血圧には肥満者・肥満気味の場合が多いため、まずは体重減少を目指すことができます。減量により血圧が下がることがわかっているからです。

「絶対に痩せてみせる」ということで、必死でサウナに入っていたら、痛風発作を起こした人がいました。脱水状態になると尿酸の血中濃度が上がるので、痛風になりやすくなります。激しい運動やサウナで極限まで頑張るといった方法ではなく、無理のない範囲の食事療法が効果的でしょう。

ダイエットをしましょう

ダイエットで肥満を防ぎましょう

目標にしたいのは標準体重です。まずは、自分の標準体重を知りましょう。標準体重の計算は以下のようなものです。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

自分の身長がわかれば、この式に当てはめて標準体重を知ることができます。たとえば、身長170cmの人ならば、1.7×1.7×22=63.58ということで、63.58kgが標準体重になります。

標準体重を下回っている場合、特に気にする必要はありませんが、オーバーしている場合が問題です。標準体重以下になるよう減量を目指しましょう。こういった努力の積み重ねこそが減量→高血圧改善→心臓病リスク改善につながるのです。