頭痛 こんな人が頭痛持ちになる

姿勢が悪い

頭痛持ちになりやすい人にはどのような特徴があるでしょうか。病気や事故の後遺症といった理由のはっきりしたものもありますが、特に自覚できる理由もなく、いつしか生じるようになった頭痛は多いようです。頭痛持ちの人に多い特徴のうち、代表的なものをみてみましょう。

首の骨が曲がっている(姿勢が悪い)

当人はなかなか気づきにくいかもしれませんが、頭痛持ちの人の多くに見られるのが首の骨の歪みです。首の骨(頚椎)が歪むと、頚椎(けいつい)の中を通って脳につながっている椎骨(ついこつ)動脈という血管の流れが悪くなります。

また、椎骨動脈の周囲の神経に刺激を与えてしまい、結果として、頭痛、めまい、耳鳴り、視力障害、顔面痙攣などが起きてしまいます。

呼吸に問題あり

一般的な認知は低いといえますが、呼吸に問題がある人は頭痛持ちになりやすいようです。どうして呼吸に問題があると頭痛持ちになりやすいのでしょうか。

呼吸は体内へ必要な酸素を取り込むためのものですが、呼吸がうまく行われないといわゆる「酸素不足」になってしまいます。酸素不足になると当然脳が必要とする酸素が十分に送られません。

身体はこの不足分をなんとか埋め合わせようとして、いつも以上にポンプを動かし、筋肉を動かし、血流を増加させようとします。結果として血管は拡張し、余分な筋肉運動は筋肉の緊張を生じさせます。慢性頭痛の原因はこの「血管拡張」と「筋肉の緊張」が主な原因なのです。

呼吸問題は自覚しにくいです。自分の呼吸に問題があるか、見分けるためのいくつかのポイントがあります。それは次のような点です。

  • 人ごみの中へ行くと気分が優れない
  • 集中力がない
  • 顔色がよくない
  • いつも口呼吸

睡眠の問題

呼吸の問題が睡眠の質に悪影響を及ぼす場合もあります。十分な睡眠ができていない場合、頭痛が生じるのはよくあることです。この点に関し、見分けのつけやすいポイントは「いびき」です。

いびきをかく人は眠っている時に、何らかの理由で気道が狭くなっています。いびきの正体は、その狭くなった気道を大量の空気が通ろうとするとき、抵抗が大きくなるために生じる音です。重症化すると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)になり、命に関わるケースもあります。

また、眠るときに仰向けに寝ると苦しく感じる人もいます。仰向けに寝て苦しいのは、舌の付け根(舌根)が喉の方へ沈み、気道を狭くしてしまうためです。そのような人はそのままの姿勢で眠ると十分な呼吸ができませんから、横向きに寝るなどの簡単な対策をすることができます。

歯の詰め物

人によって、頭痛の原因が歯の詰め物のケースもあります。虫歯の治療後に歯に詰め物をするのは一般的なことです。詰め物は金属であることがほとんどですが、その金属が頭痛を引き起こす場合があるのです。どうして金属が原因で頭痛になるのでしょうか。

口の中に金歯や銀歯など、2種類以上の金属があると、唾液が電解質溶液となって金属を微量に溶かし、電流が流れるようになります。温泉にある電気風呂に入ったことのある人ならご存知かもしれませんが、筋肉が痙攣したように緊張します。同様のことが口の中とその周辺で生じるのです。生じた電流により筋肉が緊張してしまい、頭痛が生じると考えられています。

これには個人差があり、無症状の人が大半ですが、中には身体に合わないために頭痛につながっている人もいるようです。「口の中の金属をすべて取り除いたら、肩こりや頭痛が治った」という人もいますから、この原因が疑われる場合、金銀歯以外の歯科素材に換えることが解決につがなるかもしれません。

同様の問題として、装身具(ネックレスなど)が頭痛の要因になっている場合もあります。金属反応が敏感な人の場合、身につけているネックレス(金属)などが身体に合わず、拒絶反応として頭痛につながっていることがあります。もし、特定の原因がつかめない場合、こうしたところを疑ってみるのも一つの手です。