痔 やっぱり恥ずかしい

痔は恥ずかしい

痔になっている人は、「恥ずかしい」という思いを持つことが多いようです。「おじさんがなる病気」という昔からのレッテルもありますし、なにせデリケートなところの話ですから、恥ずかしい気持ちがあるのも当然でしょう。

痔専門のクリニックでも来患者が入りやすいように「痔専門」と看板を堂々とかかげないよう配慮している病院もあります。おじさんをはじめ、若い人でも女性でも痔になります。学校で会社で友達に彼氏に彼女にばれたら…。恥ずかしい気持ちがわからないでもありません。

たしかに恥ずかしい

もっと考えてみましょう。勇気を出して肛門科や痔クリニックに行くことを考えるとき、そこではどんな治療が行われるのか未知の世界です。

ネットで検索してみると、どうしてもお尻を見せることは避けられないようです。
「なにも恥ずかしいことではない」という意見もありますが、恥ずかしいものは恥ずかしいのです。

いくら相手が医者といえ、人に自分の肛門をみせるなんて…と考えるのは避けて通れないところです。医師が男性でこちらが女性の場合、心理的な障壁が高くなるのもわかります。痔を抱えながらもなんとか生活できるうちはいいのですが、ひどくなるといろいろと問題がでてきます。

生活に大きな支障が出ているのに、恥ずかしさからなかなか治療に踏み出せず、一人悩むこともあります。同じように悩みを抱えている人は少なくありません。

3人に1人

実際に痔を抱えながらも、治療を受けていない人は多くいますが、痔人口でいうと、一つの国ができるくらいの多さです。なんといっても、日本人の大人3人につき1人は痔なのです3人の人が集まっていれば、そのうち1人は痔ということになります。

日本人口1億2000万人のうち2000万人ほどが未成年といわれていますから、20歳以上の1億人の中で、3000万人以上の人が痔ということになります。

この経済日本に3000万人の痔主がいるというのはすごいことです。見えない「痔仲間」はたくさんいるかもしれないけど、やはり恥ずかしい。…と感じる人も多いことでしょう。この3000万人という痔主のうち、どれほどの人が恥ずかしがらずに公表できるかは未知数です。

自覚症状のない「隠れ痔」を含めると…

この3人につき1人という数字は自覚症状がある人の数字です。ちなみに自覚症状がない人を含めた通常の検診を行ったところ、約70%もの人に痔が発見されたこともあったようです。

「隠れ痔」ともいうべき人を含めた、日本人の70%もの人が痔を抱えているかもしれない可能性、これは過大評価でしょうか。

石山勇司著「大痔典」によりますと、ドイツにおける痔の発症率は70%、アメリカにおける痔の発症率は80%にも上るといわれています。ですから、日本人の痔発症率70%という数字は決して非現実的なものではないのです。

水虫4人に1人、うつ病4人に1人、ワキガ10人に1人…

日本人の水虫の確率が4人に1人、うつ病などの精神的な病の割合が4人に1人、日本人のワキガの確率が10人に1人といわれていますから、やはり3人に1人以上といわれる痔は多いといえるようです。

高血圧、虫歯や歯周病などの歯の疾患、糖尿病など、日本人に特に多いといわれる病気に堂々の仲間入りです。3人に1人という割合ですから、もしかしたら、皆さんの身近な人の中にも痔の人がかなりの高確率でいるかもしれません。