痛風食事療法 外食のメニュー選び

外食

外食はほとんど高カロリー・高塩分・野菜不足

ファーストフード店やファミリーレストランなどで食べる料理は、ボリューム感やパンチを出すため、油や砂糖、塩分が多く使われています。その反面、野菜は少しという傾向が強いようです。

ですから、「高カロリー・高塩分・野菜不足」の三拍子がそろっています。このような食事を続けていればやがて身体のあちこちに不調をきたすことでしょう。痛風をはじめとして、様々な生活習慣病から身体を守る最高の健康食は手作り料理です。

塩分やカロリーなどもコントロールして作ることができるからです。しかし、独身の人や仕事上外食が多い人など、毎回手作りの料理を食べるのに困難をおぼえる人もいます。では、外食でどんなメニュー選択をすればよりよい食事となるのでしょうか。

メニュー選びのあれこれ

尿酸値の高い人は、レバー料理、モツ鍋などのモツ料理、脂肪の多い肉料理、ラーメンなどを極力避けましょう。できるだけ品目数の多いセットメニューなどがバランス的に良いと思われます。

ただし、とんかつ定食や天ぷら定食、ハンバーグ定食などではカロリーオーバーになる可能性が高いので避けたいところです。刺身定食や焼き魚定食、野菜炒めなどを選ぶとよいでしょう。

麺類や丼物を選択するときには、できるだけ具だくさんのものを選びましょう。基本的には、肉メインのものより、魚・野菜メインのものを選択するようにしましょう。あれもこれも注文するのではなく、注文する量は最小限に抑えるのもコツです。

ハンバーグ定食

外食は美味しさ優先

痛風や高尿酸血症になるのは大半が男性で、世代的には「働き盛り」といわれる40~50歳代が多い傾向が高いです。この世代の人たちは、肥満解消に取り組んでいる人も多く、外食のメニュー選択に頭を悩ませている方も少なくないでしょう。

外食は美味しさを優先させて調理してありますから、油脂、塩分、砂糖などを大量に使用する傾向にあります。それを食べてしまうと、どうしても高カロリー・高塩分摂取となり、野菜不足になりがちです。

痛風や高尿酸血症の人はこうした外食の欠点を補う必要があります。そのためにできることは何でしょうか。

定食・セット

意識することのできるメニュー選択は、単品の丼や麺類よりも、「定食」「セット」を選ぶことです。定食やセットの長所は丼や麺類より皿数が多いのではるかに栄養バランスがとれていることです。皿数が多いということは摂取できる栄養素も多いと考えることができます。

しかし同じ定食といっても、ハンバーグ定食、とんかつ定食、天ぷら定食、ラーメン餃子セットなどは良い選択とはいえません。

定食を選ぶなら、焼き魚定食、刺身定食といった和定食の中の低カロリーのものを選ぶようにしましょう。いずれにしても、ご飯は大盛りにはせず、むしろ最初から少なめで注文してカロリー抑えめにしましょう。
定食

野菜重視

もう一つの注意点として、どうしても丼物や麺類を注文したいのなら、野菜の多いものにするか、野菜料理を1品プラスすることです。また、丼物はご飯が茶碗2杯分ほどありますから、大盛り注文はいただけません。

途中でお腹いっぱいになったなら、残すくらいの勇気を持ちましょう。食後の飲み物を飲むとすれば、炭酸飲料などではなく、トマトジュースなどの野菜ジュースをおすすめします。そのようにしていけば、外食の短所をある程度補ってゆくことができます。

さらにできる工夫

ほかに何かできることはないでしょうか。摂取カロリー、塩分、栄養面から注目してみました。

―摂取エネルギーの調整のために―

  • 野菜やタンパク質源から先に食べて、主食の食べ過ぎを防ぐ
  • 肉は脂身を残す
  • ドレッシングやマヨネーズなどの使用は必要最小限にする
  • てんぷら、フライ、とんかつ、唐揚げなど揚げ物についている衣がつきすぎているときは、少しはがして食べる
  • 食べれない時は無理して食べず、残す勇気を持つ

麺類
―摂取塩分の調整のために―

  • みそ汁やめん類の残り汁は飲み干さない
  • しょうゆなどを使う場合は直接料理にかけるのはなく、小皿にとる
  • 取り過ぎを防ぐため、味もみないで先にしょうゆやソースや塩などを使用しない
  • 漬け物にはできるだけ箸をつけない

―栄養バランスをよくするために―

  • 付け合せのパセリ、レタス、キャベツ、青じそなどの野菜はできるだけ食べる
  • 追加オーダーや食後の飲み物で足りない栄養を補うようにする(野菜が足りないならサラダや野菜の和え物、トマトジュース、100%野菜ジュースなど)