肩を冷やさないことは肩こり予防になる

お風呂にゆっくりつかりましょう

肩こりのことを考えるとき、常日頃から心がけておくことができるのは良い姿勢とともに、「首や肩を冷やさない」ことです。首や肩が冷えると血行が悪くなり、こりや痛みなどの症状となって現れます。ただでさえ冷える冬はもちろんのこと、夏でもエアコンの冷気などによって必要以上に冷やされることを避けなければなりません。

四六時中、首の冷えのことばかり考えているわけにはいきませんので、普段の生活の中で自然と首や肩が温まるような習慣を組み入れておくのはよいことです。特に冬であれば、首まで包んでくれるタートルネックセーターを着まわしたり、ストール、ショール、ネックウォーマー、マフラーなど、おしゃれを兼ねて楽しむことができます。季節を問わず、首や肩などが「寒い」と感じたなら、我慢せずに何らかの対策をとることです。

入浴で温める

入浴は首や肩を温めるのにもってこいの暖習慣です。普段、どのように入浴の形をとっておられるでしょうか。暑い夏だけでなく、冬でもシャワーだけで済ませるという方は年々増えています。シャワーだけだと血行を十分促進する効果は期待できません。

やはり、39~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かるほうがよいでしょう。近年では長めに浸かる半身浴が人気を博しています。半身浴だと体は温まるものの、肩や首を冷やしてしまう可能性があります。もし、半身浴を楽しむ場合は、タオルなどをかけて、首や肩を冷やさないよう少しの手間をかけましょう。

いっぱいのお湯に浸かる全身浴の場合でも、肩や首がお湯から出ていたのでは、それほど肩や首は温まりません。肩や首のこりのことを考えるなら、あごまで浸かるような深めの全身浴がおすすめです。

ただし、首や肩が温まると十分血行が促進されますので、のぼせないよう気をつけなければなりません。何事も度を過ぎないような節度が必要です。また、心臓などに持病のある人は、全身浴が不適切な場合もありますから、かかりつけの医師に相談してみることができます。

ドライヤーで首を温める

お風呂から出たあとは湯冷めしやすいものです。せっかく温めたはずの首や肩も寒い冬であれば一気に冷えます。できるだけ湯冷めしないようすばやくタオルで拭き取り、一気に衣服を着ることができます。いつもドライヤーで髪を乾かす習慣のある人は、首の後ろ側にも温風を当て、やけどしない程度に温めることができます。そういった少しのことでも首や肩の血流は良くなり、こりの具合が変わってくるのです。

入浴で身体を温めるのは、痔の項目でも取り上げましたし、肩こりなどからもたらされる緊張型頭痛にも有効です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、副交感神経を活発にするため、リラックスでき、ストレス対策にもなります。このように、自分の状態に合った入浴は良いことずくめです。せっかく毎日行なうものですから、より有効に役立てて行きましょう。