痛風 プリン体カットビールと甘い食品における注意点

甘いもののとり過ぎ注意

日本全国で痛風患者は今や100万人おり、一歩手前の痛風予備軍は1100万人といわれています。日本人口を考えると、10人に1人は痛風もしくは痛風予備軍といえます。

痛風は男性に多く、その激しい痛みは骨折やバーベルのような重量物を落としたような感じ、また、出産に例えられ、男性が生涯経験する痛みの中では最も痛い部類に入ります。痛風発作が出ると、仕事に行くことはおろか、痛みで自力では歩くことすら困難です。

痛風そのものの痛みは想像を絶するものですが、実をいうと、痛風の痛みは命に関わることはありません。本当に怖いのは死の危険がある心筋梗塞などの合併症です。そして、この危険性は痛風予備軍の1100万人にも及びます。

では普段の生活からどんなことができるでしょうか。ここでは、食事の面で注意できることについて考えます。

食品で気をつけたいこと

尿酸値を必要以上に上昇させないために、食事で気をつけたいことは何でしょうか。

尿酸をつくる物質にプリン体があります。このプリン体を食事で取り過ぎないようにするのは一つの痛風対策です。プリン体は、魚卵やレバーなどに多く含まれています。

人間の体内にある尿酸のうち、4分の1は食品に含まれるプリン体から作られます。残りの4分の3は新陳代謝やエネルギーの燃えカスからできます。ですから、食べ物に気をつけるということは体内の尿酸のうち4分の1のことを考えていることになります。

プリン体カットでも安心できない

お酒の飲み過ぎに注意することはよく言われることです。最近ではプリン体カット、プリン体ゼロといわれるビールなども多く登場していますが、プリン体が入っていないからということで安心するのは危険です。なぜでしょうか。

プリン体がカットされたビールにもアルコールは入っています。人間の体内に入ったアルコールは分解される過程で尿酸ができてしまいます。ですから、プリン体ゼロのビールを飲んだところで尿酸はできてしまうのです。飲み過ぎに注意しましょう。

甘いモノは分解過程で尿酸生成

注意したい別の食品は甘いものです。ケーキや菓子類やソフトドリンクなどには多くの砂糖が使われています。勘違いしがちですが、甘いものにプリン体が多く含まれているわけではありません。

砂糖はブドウ糖と果糖が半分ずつほどの割合からできているものです。問題となるのはこの果糖です。体内において果糖を燃やす過程で尿酸が作られてしまうのです。

ちなみに果物にも果糖は含まれていますが、人工的に作られる甘いものに比べるとその量は少ないです。果物1日1つくらいであれば特に問題ありません。

アルコール同様、甘いものもまったく食べていけないわけではありませんが、食べ過ぎに注意しましょう。