痛風と間違いやすい外反母趾と変形性関節症

外反母趾

外反母趾

外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指が外側に反って曲がり、つけ根の関節部分が腫れ上がる症状のことをいいます。これは足の指を支える筋肉や靱帯が弱くなることにより起こります。

腫れる場所が痛風と同じで、しかも重症になると激しい痛みを伴い(痛まないこともある)、発熱や赤くてかるところもそっくりです。そのため、素人判断で間違うことがあります。これはきちんとした検査を受ければ、尿酸値に異常はなく、すぐに判別できます。

バレーボール

バレーボールの着地は外反母趾の誘引となることがある

外反母趾は遺伝的な要素もありますが、多くは運動や靴が原因とされます。バレーボールのスパイクのように、高くジャンプして同じ姿勢で着地するような動作を繰り返すと足の爪先に大きな負担がかかり、外反母趾を誘発します。

また特に女性の場合、幅が狭いうえにかかとの高いハイヒールなどの靴をはき、それが自分の足に合っていないとき、つま先が常に圧迫され、外反母趾の原因となります。

痛風と間違いやすい変形性関節症

関節のクッションである軟骨は、加齢に伴って圧迫されて磨り減ります。そこに体重の負担がかかると、骨と骨が直接接触して関節が変形します。

関節部が炎症を起こして水がたまったりすることで痛みや腫れが生じ、痛みで歩行困難になることもあります。こうした状態を「変形性関節症」といいます。

変形性関節症

関節の老化現象

関節の老化現象とも言える病気ゆえに、中高年に発症しやすく、特に高齢者の女性に多く見られます。また、関節部を酷使するような激しい労働に携わっている人も発症します。

症状があらわれるのはひざ関節、股関節、手の指の関節で、腫れや痛みが徐々にでてきます。中でも最も起こりやすいのはひざ関節です。痛風でもひざ関節に発症することがあるため、間違われてしまうことがあります。

違い

痛風との違いは痛みの強さで、痛風ほど痛みが強くなく、安静にしていれば痛みも腫れも多少和らぎます。痛風の場合は、安静にしていても痛みは和らぎません。関節の動きによって痛みが変化するのも特徴です。

痛風は1週間もすれば痛みは消滅しますが、変形性関節症の場合は、痛みが自然となくなるようなことはありません。変形性関節症はその名のとおり、関節が変形しているので、レントゲン検査をすればすぐにわかります。