痛風 歩きはじめて20分で脂肪が燃焼し始める

20分

有酸素運動と無酸素運動

運動には大きく分けて有酸素運動と無酸素運動の2種類があります。有酸素運動はウォーキングやジョギング、水泳など、酸素をたくさん取り入れて脂肪を燃焼させる運動です。

ある程度の時間、継続して行う運動はたいていこの有酸素運動に当てはまります。一方、無酸素運動は、短距離走やバーベルを持ち上げるなどの瞬発力を必要とする運動のことを言います。

痛風には有酸素運動

痛風や高尿酸血症の人が行う運動には瞬発力を駆使する無酸素運動よりも、ある程度の時間継続して行うような有酸素運動が適しています。

一気に重いものを持ち上げるような激しい運動で筋肉を酷使すると、筋肉内で尿酸の産出量が増加すると同時に乳酸もたまり、尿酸の排泄機能が低下して、尿酸値が上昇してしまいます。尿酸値を下げるために運動しても、結果として尿酸値を上昇させてしまったのでは本末転倒です。

歩き始めて20分すると脂肪が燃焼し始める

ウォーキングなどの有酸素運動を行うとしても、あまりハードに行わないことです。運動といえば、ありがちな考えとして、「効果的な運動をするには、より負荷をかければよい」というものがあります。

筋肉力アップならそれでよいかもしれませんが、痛風の場合、あまりハードに行うと先に述べたように、尿酸値が上昇してしまう結果になってしまいます。痛風になる人は活動的な人が多いといわれていますので、運動もハードになりがちかもしれませんが、まずは少し早足で1日30分気持よく歩いてみる程度がよいでしょう。

歩き始めて20分すると脂肪が燃焼し始めますから、30分歩けば、効果が出ます。要は毎日続けることが肝心なのです。長く続けるコツは、苦痛を感じることなく、重荷にならない程度で、一人でも楽しんで行える運動を選ぶことです。

ウォーキングのポイント

ウォーキング

施設や器具を必要としない究極の運動

運動というと、野球やサッカー、テニス、バレー、バスケといったいわゆる運動競技を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、ウォーキングは一人でも仲間ともできますし、お金や施設や専用の器具を必要としません。ジョギングほどに足腰への負担もなく、中高年や高齢者でも安心して行うことができます。

手を前後に大きく振り、サッと歩くウォーキングの歩行法は想像以上にエネルギー消費が大きく、20~30分も歩けば冬でも汗ばみます。

毎日20~30分続けると…

ウォーキングを行うとどんな効果があるのでしょうか。

地道に続けてゆくと、肥満の予防・改善、尿酸値の低下だけでなく、心肺機能の向上、血圧や血糖値の正常化、中性脂肪の減少、善玉コレステロールの増加、老化や認知症の予防、骨粗鬆症の予防、ストレス解消といった様々な健康効果があります。

痛風の運動療法として行う場合、1日150kcalの消費、1週間で1050kcalが目標です。この目標値はウォーキングを1回30分以上、毎日行うとクリアできます。もし、毎日は難しいという人は、1回60分、週3回でも同じ効果があります。

万歩計で軽量すると、1日1万歩がひとつの目安になります。一般的に1日の歩行数は3000~4000といわれていますから、その2~3倍歩く必要があります。

普段あまり歩かない生活を送っている人にとって、1日30分、毎日歩くというのは挑戦になるかもしれません。習慣になりにくいなら犬の散歩など、ペットの力を借りてみるのもいい案かもしれません。

好きな音楽を聞きながら歩く、コースをいくつか決めて風景を楽しみながらといった自分なりの工夫でチャレンジしてみるとよいかもしれません。

ウォーキングに適した靴

運動に適した靴を履きましょう

運動に適した靴を履きましょう

ウォーキングをするときに適した靴とはどのようなものでしょうか。普段履いている履きなれた運動靴でもいいですし、ウォーキングやジョギング用のシューズでもよいでしょう。ただし、窮屈なきつめの靴は禁物です。

つま先に1cmほどの余裕があって、指が自由に動かせるもの、靴底が厚めでしっかりしているもの、足の甲や土踏まずのカーブがフィットしているものがいいでしょう。足に合わない靴で歩くとマメや靴ずれができ、ウォーキングが苦痛になるので注意しましょう。